想い出がいっぱい
「いざとなったら珠を出せ~♪」
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌~~~♪」
このフレーズがわかる方。
夕方の15分間、TVの前に集合してた同年代ですね。
70年代、少年少女の心を掴んだ名作人形劇「新・八犬伝」。
当時中学生だった私も「八犬士愛好会」なるものをつくって
友人たちと騒いでいたものです。
原作は言わずと知れた馬琴の「南総里見八犬伝」。
これに脚色を加えて人形劇にしたものですが、辻村ジュサブローさんの
個性豊かな人形たちと、黒子に扮した坂本九さんの軽快な語り口で
「ひょっこりひょうたん島」以来の大人気番組となりました。
犬とお姫様が夫婦に!という奇想天外な出だしであります。
詳しい番組の内容などはこちらに。
http://shin-hakkenden.fan.coocan.jp/
めちゃくちゃ懐かしいです!
愛好会でも、人気を二分してたこのお二方。
八犬士の中でも主人公的存在の「犬塚信乃」。
正統派二枚目ですが、彼から放たれるその正義感っぷりが
災難を呼び寄せるというか、うっとーしいというか。
持っている珠は「孝」。
(「信」じゃなかったのかー)
女形の美少年剣士、「犬坂毛野」。
なかなか謎めいた存在だったような。
持ち珠は「智」ですな。
「信乃さま~」「毛野ちゃあ~ん」とかしましかった中で
私がお慕いしてたのは・・・この方。
犬飼源八さん。
まるいお団子鼻の心優しい強者であります。
珠は「信」。
アンタ、おかしいのと違う!?と仲間からそしられながらも
もうこのラブリーさは如何ともしがたく。
八犬士は、父親(になるのか!?)である犬の体のブチ模様、
牡丹柄のアザを持っているのですが、大抵は腕とか肩とか、
それこそお尻とか、普段見えないところにあるんです。
でもこの方だけ、何とホッペにあるんですよ。
「あのいさぎよいホッペにチューしたい!」と主張する私に
仲間が放った言葉は・・・。
「やっぱりアンタってどっか変!」
(画像はこちらからお借りしています)
https://ameblo.jp/jusaburo/entry-11394143593.html
いやいや、コロナ報道でいささか食傷気味のTVから離れ、
ネット徘徊が日課になっておりますが。
こうして浮世を忘れ、懐かしい時間に浸れるのは嬉しいです。
懐かしさついでにもう一発。
わ~い、落合さんだ~レモンちゃんだ~。
(しかし・・レモンちゃんって・・・・)
ラジオの深夜放送が全盛期だった時代。
確かセイヤングが0時半から、オールナイトニッポンが1時から。
(ビバーヤング~パヤパヤ♪・・・笑)
その時間まで起きているのが至難の業ではありました。
たいていつけっぱなしで寝て、親に叱られたものです。
落合さんも今では妖怪っぽく(!)なってしまわれましたが、
あの頃はその声も姿も、非常に愛らしい方だった・・・。
(でも、考え方は常にお茶碗を持つ手寄りだった・・・ような)
著書の「スプーン一杯の幸せ」は好きだったですねぇ。
あぁ、若かった・・・レモンちゃんも、私自身も・・・・・。
日々、気持ちが重くなるような感染者数が発表されています。
数字だけに惑わされたくはないですが、先が見えないというのは
こんなにもしんどいものなんですね。
若葉繁る頃、少しは明るい兆しが見えているのでしょうか。