ここで待ってます

喜怒哀楽のなぐり書きですが。

オススメしませんできません

非常に長いこと販売業に携わってきた私なのですが。

 

実は。

 

人にものをすすめる、というのが非常に苦手なのであります。

ましてやお金を出してそれを買ってもらう、なんて。

「これくださいな」と、勝手に指さすか持ってきて頂けるなら、

満面の笑みで「おありがとうごぜぇます」とぺこぺこできますが。

見ている人の背後から、「いかがですかぁ?」とか。

「よろしかったらお出しいたしますよぉ」だの。

「こちらはね、今すごぉく人気あるんですよぉん」などと。

 

そんな声がけなんか、絶対できませんししたことありません。

だいたい、入って来たお客様にそんなに注意払いませんし。

いかにも「怪しい」「めずらしい」「やだ~いい男(笑)」、

「あっ!綾野剛(好きなんです、赤面)」でもなければ、まず

じろじろ見ませんし、そのまま出ていかれてもなんとも思いません。

(商品は黙って持っていかないでねっ!)

こんなんですから、販売ノルマが課せられるようなところなどは、

絶対に避けて働いてまいった次第なのです。

まあ、販売員としては失格の部類でありましょうか。

あっ、今までさすがに一挙一動見逃さなかったのは、成田空港にて

働いていたときお店にきてくれました俳優の「石橋凌」さんです。

あの方は素敵でしたよーう!オーラといいますか雰囲気が違うんです。

って、こんなこと書きたいのではなかった・・・。

 

それを人にすすめる、紹介するってことで、自分に直接利が返ってくる、

稼ぎになる、生業にできる、そういうことがネットの世界ではありますね。

(ネットばかりでなく、実社会でも行われてはいるわけですが)

その方面には疎い私でも、アフィリエイトなどぐらいは知っています。

それで成功している方は多いですし、職業として成り立たせる才能が

あるってことは、とても羨ましいことではあります。

そういう自分の儲けになる(あからさまですが)オススメの仕方ならば

納得がいくのですが。

 

最近ですね。

広告を貼りまくりではないし、利益優先では決してなさそうだし、

ガツガツした感じもなく、「人はそれぞれですから」なんて謙遜もあって、

変な感じとか、いやな感じは一見してあまり見受けられないのですが。

だけど、そこはかとなく一定のもの(事柄?)を「ヨイショしている」、

その実はものすごく、それを「オススメ」しまくっている!

 

そういう記事を書かれてる方が目にとまっちゃいまして。

それについて、少し。

 

えー、人様のブログについて批判ですとか、あれこれ言うつもりは

ぜんぜんありません。私自身始めたばかりの、お尻にカラのくっついた

そんな分際であります。批判、批評は10年早いんだよって思いますから。

そうじゃなくてね。

 

ただの疑問なんです。

子供が「なんで?ねーなんでー?」ってうるさく言うのと同様。

謎は知りたい、人間の性であります。

 

その方個人、記事の中で大絶賛されてるモノ(モノじゃなく方法か)、

それについては失礼ながらさほど興味はありませんし、ほう~としか

感想の述べようがない記事内容なんですけど(これも失礼です)。

興味があるのは別のところなんです。

 

「私の出会った経験が、少しでも誰かのお役にたてるなら」

「今の私の幸運を、少しでも多くの方に分けて差し上げたい」

「私の希望が、わずかでも悩めるあなたの希望となることを願って」

(表現は多少ボカしてはありますが、曲げてはおりません)

・・・てな文章がいたるところに綴られておりまして。

 

これだけ抜き出して書いちゃいますと。

なんか妙な新興宗教みたいで怪しさ100%・・・ですが。

宗教的なものではないですよ。まあある意味そうかなって部分も

あったりなかったりな気はしますけども。

いえ、この方自身はきっと本当にそう思われて、真面目に綴って

おられるのでしょう。だからいいのです。茶化したいわけでは

ありません。

 

知りたいのはですね。

 

人は果たしてそういう気持ちになるものなんだろうかってことなんです。

 

自分が苦しみのさなかにいるとき、誰かの幸福なんて願えませんよね。

でも、体でも心のでもいいのですが、その傷がなんとか癒えたときに、

「この経験を同じように苦しむ誰かの糧にしてもらえたら」とか。

そんなふうに皆さん考えるものなんですか。

 

私はないです。

きっぱりないです。

 

私は人の言葉に勝手に傷ついたことはいっぱいありますが。

誰かの言葉(書かれたものでも)に救って貰ったという経験がありません。

身近な人にかけてもらった優しい声であっても、著名な方が書かれた胸を

うつような文章であっても。

私自身の希望に繋がるようなことなんて、まずありませんでした。

感激や感動はあっても、それはそれ、これはこれだい!なのです。

また肉体の病についても、私はあっちもこっちも取っちゃって、

辛いクスリ漬けマラソンを完走して、今はこーんなに元気なの。だから

あなたもやってみて。治るから、なんて言えますか?言えませんね。

自分の経験は、成功も失敗も含めて、あくまでも自分だけのもの。

 

「私の傷はあなたの傷とは違うけど、もしかしたら一致するとこもある

 かもしれない。私が治した方法をあなたにもお教えするわ」なんて。

そんな気持ちにはまったくなれない、というのが正直なところなんです。

友人や身近な人にであっても、そういう思いは湧いてこないのですから

どこの誰か、不特定多数の人に向けた発信なんて、とてもとても。

励ます、勇気づける、慰める、どれもオススメするのと同じぐらい、

私の不得意とするところであります。

 

そういう博愛精神に溢れた、いわゆる「方法」をオススメしてくる心理、

これが私にはわからないんです。

わからないのでちょっと知りたいのです。

まあ、それだけのことなんですけどね。

(宗教とかならわかります。人への慈悲が自分の徳となる、みたいので

あれば。あんまり触りたくないですけども)

長々と書いて、結論は短いなー。

 

食べ物やサプリメントや収納用品や。本や映画や美術展や。

あっ、ワンコ関連用品なんかもね!

そんなものたちのオススメを見たり聞いたりするのは大好きです。

買わないにしても読まないにしても行かないにしても、です。

でも、私はたとえ自分や菜々子に「どストライク!」なモノであっても

自慢はしても他人様にすすめたりはしないと思いますなー。

え、理由?自分さえよけりゃそれでいい(んまあ!!)。

 

f:id:konnezu:20200525111933j:plain

ドクダミの花が真っ盛り。

薬にもなる優秀な植物ですが。

「これをそのまま鼻に詰めて上からマスクすれば、

 ウィルス感染は99・9%阻止できる」なんて のが

もし広まったら、明日からここは丸坊主でしょうか。

(真っ赤な嘘ですからねっ!うっかりしたこと書けませんな)

 

f:id:konnezu:20200525111955j:plain

菜々子、アンヨに小さな破け傷が。

どこでついたのかな・・・。

一応血止めの包帯だけ。

あ、この巻くだけ伸縮包帯、便利ですなぁー!

ぴったりフィット、ズレないし落ちない。

ワンコには絶対オスス・・・あれ?(笑)