ここで待ってます

喜怒哀楽のなぐり書きですが。

山のむこうのそのまたむこうに。

タイトルは思いつきなので、内容と全く合っておりませず・・・です。

今日は朝から快晴ですが、湿度が低いせいかさわやかな朝です。クーラーを稼働させずとも快適なので、菜々子もベランダで足を放り出して寝転がっております。

昨夜はなぜか落ち着きがなくうろうろしまくりでしたんで、9時すぎに夜散歩に連れ出しました。すぐ角にお米屋さんがあるのですが、そこには御年17歳になるキャバリア犬がいるんですね。さすがにもう目も見えず、お散歩にも行かなくなっているようなのですけども。

菜々子を連れて店の前を通りかかったとき、そこの奥さんが勝手口から犬を抱いて出てきたんです。挨拶をしたら、「あらこんな時間に珍しいわね」と驚かれました。私は犬が年寄りになって、粗相するようになっちゃったんで、夜でも連れ出すんですよう、と笑って答えたんですが、奥さんは実に真面目な顔になりまして。

「そうよねぇ~。年をとるのよね、犬もね。あたりまえなことなのに、慣れないものよね」と。

聞けばもうそのキャバリアちゃんは、一日寝てるだけなんだとか。お医者に連れていっても、どこも悪いところはなく「老衰」と言われたそうで。まあ、17歳ですからねぇ。人間でいったらもう90歳にもなりましょうか。気分転換に外の空気を吸わせてあげて下さいと言われたので、こうして抱っこして外に出るんだけど、もう全く無反応なのよ、と奥さんは淋しそうに笑いました。

「この夏は越せないと思うの。覚悟はしてるんだけどね」

こういうとき、かける言葉もないってやつになりますね。コメントはできないけれども、スターだけはいっぱいつけちゃうぞ、って感じでしょうか。

愛しいものが苦しむのを見てるのは何よりも辛いことですが、こうして穏やかだけれども確実に命の期限が迫っているのをそばで感じるというのも・・・ねぇ。キツイものがあります。

元気で跳ね回ってた頃があるだけに、老いの果てにそれがつきるのを見届けるのは切ないものです。だけど、それをひっくるめたものが「いきものと暮らす」ってことなんですね。菜々子もあと何年でしょうか。遠くの見えない「点」であったものが、離れた山に沈む夕日ぐらいの大きさになってきましたか。

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「また縁起でもないおセンチに浸ってるわ、アノヒト」

ベランダの汚れた物置の前に寄りかかって寝てますんで、見苦しい背景のためアンヨだけの撮影です。

そうだ、今日は洗わなくちゃね。もーガシガシ洗ってやるー。

(て、まだ洗ってなかったんだ、エンガチョ犬。きたなーい)

 

朝から湿っぽい話で失礼しました。

で、犬はこれから湿ります、めいっぱい(笑)。

 

今日は私、なにやら元気ですんで、夜までにもうひと記事書けたらなあ、とか。今度はもうすごくクダラナイやつを・・・。

ありがとございましたーっ。