ここで待ってます

喜怒哀楽のなぐり書きですが。

「かわいそう」が動かすものはあるけれど。

今日は久しぶりに朝日が射しこむ朝です。

犬散歩も気持ちよく歩けました。

(5時前だけど。眠いけど!)

 

昨日、こんな記事を見かけまして。

news.yahoo.co.jp

大学の馬術部の馬が、学生さんたちのアルバイト資金で養われてるなんて

知りませんでした。

でもこうやって広めて貰えれば、結構な寄付が集まる予感がしますね。

安心できる方向に進んでくれることを願います。

馬術部や乗馬学校などは、競走馬たちの引退先ともなっているようなので、

ぜひともJRAにはひと肌脱いで貰いたいとこです、ウン。

 

私が菜々子用品をよく買いに行くペットショップは、ときどき週末に

「犬猫の里親さん探し会」なるものを開いています。

そのお店は生体販売はしていないので、どこかの保護団体さんと

提携しているようなんですね。

猫は店頭に何段か積まれたゲージの中、犬も子犬は檻に入ってますが、

成犬は繋がれて、通る人に撫でて貰ったりしています。

震災のあとは、福島などからのワンコたちが多かったんですが、

今はほとんど猫さんばかりですかね。

いつも結構な人だかりになってるので、もしかしたら現在は自粛中?

私も通ったときにはよく覗きます。どのくらいの譲渡率があるのかは

わかりませんが、「おうちの子」になる犬猫が一匹でも増えるのは

とても嬉しいことであります。

ほとんどの保護団体さんが、こんなふうに地道な活動を続けておられるの

ですね。

 

 で。

某犬猫保護団体のネット広告をたまに見かけます。

保護犬を救助犬として活躍させたり、「ふるさと納税」を上手に

組み込んだりして、手広く運営されてる団体さんでして。

あまりにも多くの犬猫を引き取っていることや、その運営のありかたが

結構批判されることも多いようですが。

私もその手の拡げようはどうなんかな?と思いますし、なんというか

NPO(非営利)なんですけども、なんか儲かっておりませんかえ?と

下司のかんぐり心も湧いてきちゃってなんだかねえ・・・です。

でも、その目の付け所の上手さには感心します、ハイ。

 

ただ。

あの広告にいつも使われてる画像。

いたいけな子犬が、檻の中からこちらを悲しげに見つめている写真。

ああいうのはね、そろそろ止めたらいかがかと思うのです。

 

もちろんそれが現実だというのはわかります。

菜々子だってそういう犬たちの一匹だったわけですから。

人の心を向けるには、より悲惨な、哀れな、憤りすら感じるような、

そういうところから攻めるのが効果的っていうのは確かでしょう。

でも、それが一番だとは、どうしても思えないんですよね。

 

菜々子を見つけた頃、「酷い現実とかわいそうな犬猫たち」というのを

これでもかっていうぐらい、いろんなところで見せつけられました。

mixi(まだ全盛だった)やツイッターでは、

「期限が〇日までです、どうか救ってください」なんて記事がいっぱい

溢れていました。

今でもこんな拡散記事ってやってるんですかね?

これはやめたほうがいいって思うんですけど。

「かわいそうでしょ、見過ごせないでしょ」って人にぐいぐい迫るの、

これ、善意の名を借りた非常にゆるやかな脅迫だと思います。

寄付や募金ならまだしも、対象は命そのものなわけですからね。

 

そもそも。

かわいいだけで生き物に手を出すのはいかんってのは当然ですけど

かわいそう、だけでも同じぐらいダメだろう、って思うんです。

かわいそうな犬猫を救ってあげたとして、次に非常に哀れになるのは、

その救った人間たちのお財布の中身であり、生活なんですから。

もー、これは当事者が言うのだから間違ってませんからねー。

 

「なんてかわいいの~」

「なんてかわいそうなの(涙)」

はじまりはそれだとしても、それはできればすぐに忘れましょう。

 

老犬のオモラシの跡を雑巾で拭きながら。

「あーもー!・・・・・長生きしろよババア(口が悪い毒蝮風味)」

そうなれそうな人だけが。

いつまでもしあわせに暮らしましたとさ、で終われるんです。

 

私はそう思います。

 

おまけ➀

www.youtube.com

かわいそうな子たちは出てきません。

が、ものすごく胸にくるCMです。

えーしーじゃぱんはこういうの、うんまいなあー。

 

おまけ②

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えへへ、保護された当時の菜々子です。

まだ七か月ぐらい。

薄幸さPRでは負けない雰囲気だったのに、なぜか

なかなか「かわいそう!」との手が差し伸べられず。

これから半年も、候補者が現れませんでした。

「ありゃ、思ったよりもみすぼらしい子だよ」

とか平気で思うような、雑なオバサンの元にいかされ、

今ではお犬様として崇められていますとさ。

めでたし、めでたし。