ここで待ってます

喜怒哀楽のなぐり書きですが。

田舎の怖さ

昨夜は遅くまでネットの配信映画などを観てしまったために、今朝の4時半起きは大変にキツイものでした。お散歩エンジョイは菜々子だけで、ひきずられるようにして歩く私は「あー眠い」「がー眠い」「眠いーっ!(怒)」でした。

 

昨日は他人様の瓶浄喜寺(や、この変換は?どっかのお寺?面白いのでそのままにします)もとい便乗記事で、非常に真面目なことを書かせて頂いたので、本日はいつものクダラナモード、変ねずに戻ります。

今朝のニュースで、地方でのコロナ感染におけるデマの怖さというのを見ました。ただ検査を受けた(職場で陽性者が出たので)だけで、その人は陰性だったのですが、地元ではあることないこと噂をばら撒かれ、立派に「感染者である」にされてしまったというものでした。家に「外に出るな」というビラまで貼られたとのこと。こうなるともう犯罪じゃないですか。紙に文字を書いて、わざわざセロテープ片手に貼りに行くという手間ヒマを惜しまない「憎しみ」ってなんでしょね。こわいこわい。

 

実は夫のいる愛媛の町でも同じようなことが起こっています。

隣町(市は違います)の病院でクラスター感染が発生し、多数の医療関係者に陽性反応が出たんですね。で、その中のひとりが夫の住む町の看護師ではないかというのです。その方は若い女性らしく、その彼氏も同じ町の人で、一緒に車に乗ってるのを見ただの、なんで隔離されないんだだの、ウィルスをまき散らしてるといった嫌な噂が飛び交ってるらしいのですよ。

私、愛媛県のHPでコロナ関連の公開情報(感染者は居住地(市まで)が出る)をよく見てみたんですが、夫のいる(その看護師さんもいる筈の)町(市)からは、感染者は出ていません。看護師さんの勤務地が件のクラスター発生病院であるのと、当然ながら検査も受けたというのは真実でしょうが、その他はとんでもない噂なんじゃないでしょうかね。ほんとその看護師さんはお気の毒です。

夫には「余計な噂に乗るんではないぞよ」と太い釘をさしておきましたが。

「田舎」ってのは、山奥の辺鄙なところを指す言葉じゃなくて、こういう閉鎖的な、他人の動静にやたら詳しくて、また知りたがりで、「大きなお世話」のカタマリの集落のことを言うんじゃないかって私は思いますよ。こういうとこでは話の真偽なんかどうでもいいんですね。衝撃があればあるほど噂となってあっちらこっちらに飛ぶんです。こっちのほうがよっぽど始末に悪いウィルスですなあ。私なんか今帰省してごらんなさいまし。家の周囲、黄色いテープが張られますよ。「KEEP OUT」の(笑)。

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ごちゃごちゃした都会の朝日。下は線路です。

こんな街のいいところは「他人に興味ない」でしょうかねえ。私もマンションのエレベーターに乗りあわせる人が何階のどなただか、さっぱりわかりません。さすがに長くお住まいの、以前に犬がらみで話したことのある幾人かの方は存じ上げておりますが。

それとて。

「2階のペルちゃんとこのオジサン」としか(笑)。

田舎の古民家暮らしなんぞに憧れる若い人なんかをたまにお見かけしますけど、そういった「うっとうしい」面も必ずあるってことを頭に入れておいたほうがいいですね。

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こういう楳図センセイの漫画に出てくるような人がいないとも限らず・・・・です。