ここで待ってます

喜怒哀楽のなぐり書きですが。

床屋に行く男の人が羨ましい

関東も梅雨入りしましたね。菜々子のために部屋をクーラーの「ドライ」にしているのですが、これでも結構冷えます。それなのに当の犬はベランダに行ってしまい、なんのために寒い思いをしてるのかわかりません。

クーラーを切ると、なぜか部屋に戻ってきます。で、ハアハアするのでまたつけます。しばらくするとまた外で転がります。これが果てしなく繰り返されるこの季節が、やはり私は苦手です。

雨は必要なものですし、雨の風情も好きだったりするのですが。

さてやっと美容室の予約をとったので、今日は伸び放題の髪の毛をなんとかしてこなくてはなりません。私は顔が小林聡美なので、あ、これは言い方が嘘八百ですね、もとい顔の輪郭が小林聡美風なので・・・これもアレか。ああもう、おかめ顔なので!(最初からそう書け)なので髪型は絶対ショート、なのです。若い頃は無謀にもロングだのソバージュだのなんだかくるくる巻き髪にしたこともあるのですが、もう元がおかめですから。似合いませんから。

ショートにすると本人もスッキリサッパリですし、まわりの評価もやっぱり短いのがいいねとか言って貰えるので(お世辞ってやつでしょうが)、もう美容師さんには「とにかく短くしてください」とだけ伝えて、あとはおまかせです。

私の行く美容室は、閑静な某高級住宅街のなかに「ぽつんとある小洒落た店」なのであります。別に探してそこに決めたわけではなく、以前はもっと庶民的なところに通っていたのですが、担当してくれてた美容師さんがその「洒落た店」の店長に就任したので、必然的に私もくっついてきた、だけのことなんですね。

自転車があった頃はまだよかったのですが、今はバスか電車で最寄り駅まで出て、そこからまたうねうねと歩いていかなければなりません。高級住宅街は、雑多な駅前などにはありませんし、庶民と差をつけるためなのかまーたえらい坂などをのぼっていくような造りになっているのです。

おまけにそういうところですから、髪をいじって貰いにくる女性というのも、それ相応の「垢抜け感を持った人」だったりするわけです。見た目に命をかけてるようなお洒落な男の子も来ます。昨年の暮れに(暮れに行ったっきりか!)カットに行った時、私の隣で髪を染めてもらっていたマダムは、ものすごく綺麗な人でした。モデルさんかいっと思われるような。冬なのに素足にスニーカーを履いていて垢抜け感がハンパなかったです。(ホラ、足だけでも洗練されたアンヨってのがあるでしょう、アキレス健が実にカッコよくすびっと通ってるような)

で、そういうところなので、それなりの格好をしていかなくてはなりません。

しかし私にはそれなりの格好の服というものがなく、仕方ないので無難な服の組み合わせで出かけることになります。大きな鏡に映し出される現実ってやつにも直面しなくてはならないので、化粧もします。有り難いことにメガネがないと私の目は実にうまい具合に現実をソフトフォーカスしてくれますので助かるのですが。

そんな具合に私の母が行く商店街の老舗「くみこ美容室」とは全く異なった世界なので、いろいろ面倒なのです。おまけにカット代を調達するために銀行に行ってこないとなりません。それも公共料金引き落とし口座の確認も兼ねますから、ちょっと遠いところまで足をのばさないといけないのです。

犬の散歩や、たとえば仕事に行くなどは、もう生活の中に組み込まれるものですから、ウンザリする時はあれど体が自然に動きますね。

が、今のようにだらだら生活の中で「行かなければならない」だの「しなければならない」だのがあると、なんだかとんでもなく大儀に感じられてしまうのです。

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実家から摘んできた紫陽花です。

例年は紫の混じった青、もしくは真っ青な花の色なんですが、

今年は何故かこんな微妙なグラデーションに。

でも、切り花よりもやっぱり路地にたくさん咲いてるほうが

紫陽花らしくていいですよね。

 

さて、いやいや支度をはじめます。

ありがとございましたっ。