他人に注意をするときは
いつのまにか7月です。
なぜだか急に書く気が全く起こらなくなって、何日間かブログ更新をサボっておりましたら本当に書けなくなってきました。別に役立つノウハウを綴っているわけでも、商業目的でもない、ただの日々の戯言ブログですので、書く気がなければなにも無理しなくてもかまわないわけです。
が、このままですとほんとうに放置してしまいそうで、それではいかにも情けないような気がします。いやあ半年とか1年とか続けたら飽きてくるかなと思っていたのですが、こんなに早く「別にいっか」となるなんてなんなんでしょうかね。
などと思っていましたら、昨夜ありがたいことに天からネタが降ってまいりました。
さて昨日、しばらくしてなかった菜々子の夜散歩に出かけました。夜シッコをさせておきますと、朝のアラーム時刻が多少遅くなるのでございます。近場の公園をひと回りしてきまして、さて帰ろうとしたときのことです。
大きな通りが交差している角に高層マンションが建っているのですね。そこは玄関口とは別に地下駐車場へ繋がる裏口があるんです。そこにささやかな植え込みがありまして、まあいろんな犬のシッコがかかるおかげで植木の根元が枯れかけているのです。菜々子はそこではシッコしたことがないのですが、昨夜は何を思ったかそこでしてしまったのですよ。とはいってももう帰り道ですから、雫が何滴か垂れた程度のことなんですが、私は水筒の水をじゃぶじゃぶかけまして、立ち去ろうとしたのですが。
そのとき、後ろから声がかかったのです。
何を言われたかよくわからなかったのですが、振り向くと歩道に停めた自転車の脇にオジサンが立ってました。片手に銀色に光る大きな杖を持っていて、もう片方の手には火のついたタバコを持ってました。足が悪くても自転車って乗れるんだな、最初に私が思ったのはそれだったのですが、なんだか「これは妙な人だ」と第六感が働きましたので、あまりじろじろ見ませんでした。
「オレ、ここ(目の前の高層マンション)のもんなんだけどさ、アンタそんなとこでシッコさせちゃダメでしょ」
これはもう返す言葉もなく自分が悪かったことですから、私はすぐさまごめんなさい、これから気をつけますね、と頭を下げたのでした。
オジサンは私が水をじゃばじゃばかけるのも見ていた筈ですから、普通はここでお手討ちといいますか、「はいはいこれからはさせないでね」で終わるところじゃないですか。
しかしオジサンのお小言は続くのです。なんだかしらないけど言いたくてたまらなかったんでしょう。もしかしたら誰かと話したかったのかもしれません(笑)。
「アンタね、そんなこと常識でしょう?常識もわかんないの?もしかして?」
区で路上喫煙も禁止されてるわけですが、それは常識じゃないんでしょうかと突っ込みたくなりましたが、そんなことしたらますます状況は悪くなりそうだったので私は頭を再び下げるとかまわず歩きだしました。もう詫びは入れたわけですし、これ以上どうしようというんでしょうか。知らないオジサンと会話を楽しむ趣味は私にはありませんし、早く帰ってビールの一杯でも飲みたいところです。
「おい!」オジサンは私の背中に向かって怒鳴りました。
「なんだその態度は!おい!」
やっぱり怒鳴るヤツ。なんかそんな気がしていましたがなんだかなあ。
オジサンは私に向かって2~3回「オイオイ!」と呼び掛けて下さいましたが、あいにくコダマは帰ってきません。それほど暇ではないのですわ。
あのオジサンはたぶん常日頃から植え込みが犬シッコで枯れかけているのを苦々しく思っていたのかもしれません。たまたま目の前で私がさせてしまったものですから、怒りがこみ上げてきたのでしょう。それはとてもわかる気がしますし、私もこれからは犬シッコには細心の注意を払わないといけませんね。
ただしかし、見ず知らずの他人に注意をするときは、「簡潔に」「感情をこめずにやわらかく」が重要なところだと思います。親やガッコの先生じゃないんですから、しつこくお小言をいっても、うなだれて聞いてくれる大人はあまりいないかと思います。
マンションの外構部分はアンタのもんじゃねえよ、苦情があるなら管理組合に対策をたててもらえ!それからタバコは自分ちの中で吸え!とかの屁理屈返しをしたくなるような注意の仕方はあんまり意味がないと思います。
今朝の犬散歩のとき、公道のわきに堂々と昨夜のオジサンの自転車が停めたままになってるのを見ました。自転車は駐輪場に入れろ!・・・でいいんでしょうか(笑)。
もう、書きたいときに書きたいだけ書く、ということで、ゆるゆる続けていきたいなと思っております。
ありがとございましたっ。
砂浜に残る菜々子のはしゃいだ足跡。
今年の夏はこれがつけられるでしょうかねえ。
なんだかまた東京は大変なことになりつつありますねぇー。